今日はこの間の雪とはうって変わり、
ぽかぽかの春日和。

面倒くさがりな郵便屋さんは11階まで小包を届けてくれない。
居ても居なくても、不在届けを入れていく。
今日も郵便物を引き取りに郵便局へお散歩にでる。
どんなに急いでも30分はかかるけど、今日は天気もいいし、ま、いっか・・・。

小包を受け取ると・・・見覚えのある字。
大親友からの贈り物。
嬉しくて嬉しくて・・・大切に嬉しさを噛み締めながら、家路へ向かう。
面倒くさがりな郵便屋さんのおかげで、この喜びをワクワクしながら家まで味わうことができる。
いつもならブーブー言いたくなるのに、今日は面倒くさがりな郵便屋さんに感謝の気持ちで一杯になる。

今日は太陽が燦燦と輝いていたので、ちょっと遠いけど日向の道を通って帰る事に・・・。
贈り物の喜びと久しぶりの太陽を満喫しながら歩く。

すると・・・道端でブーレックを頬張る人たちに遭遇。
この頬張りようは青空市場のブーレック屋さんが無くなってしまって以来見たことが無い。

ふと看板をみると、おしゃれに「BUREK」と・・・。
新しいお店かな?美味しいのかな?・・・中をガラス越しに覗いてみる。

が、そこには見慣れたメニューの文字・・・もしかして・・・。

半信半疑で中に入り、厨房を覗いてみると・・・。

あ、あああああああああああ青空市場のおじちゃん!!!!

「よう!」と笑っている。

嬉しさのあまりに半分発狂しながら、今までの経緯をおじちゃんにはなす。

お店が無くなった時はショックでどこに行ったのか、周りに聞き込みをしたこと。
サラエボに帰ってしまったと聞いていたこと。
その後スプリットでブーレックを食べる気にすらならなかったこと。
ず~っと残念に思っていたこと・・・。

おじちゃんは笑いながら聞いていた。

「一番熱いのが欲しいんでしょ?」
おじちゃんとのいつもの会話がまた始まった。

嬉しい、ありがとう!を連発する私に店中大笑い。

左手にブーレックのぬくもり、右脇に贈り物のぬくもり。
空には太陽・・・幸せすぎて涙が出てきた。

歩き始めると目の前にはアドリア海・・・。

贈り物の中身は私の大切なショールだった。

大切な人から頂いたものを、私はどこかに忘れてきてしまったのだ。
大切なものだったのに・・・。
ショックを受けながらも、そんなこと言ったら忙しいのに友達が探しに行くっていうだろうな・・・。
すごく大切だったけど、そのことは伏せて次の日クロアチアに帰ってきた。
「あ~どっかに忘れちゃった!」って笑って済ませたはずなのに・・・。

なのに・・・友達がわざわざ目ぼしい所を探しに行ってくれていた。
そして見つけてこっそりクロアチアまで送ってくれた。

感謝!!
友達のおかげで私の元に大切なショールは戻ってきてくれた。

本当に全てにありがとう!!!

そして、ブーレック屋さんは場所を変えて復活しました!
スプリットでまたあの美味しいブーレックが食べられます!!!
万歳!!!
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by tomaya-croatia | 2009-02-25 01:55 | Split | Comments(5)

初の雪景色

夜中にゴーゴーと風の音。
あまりの轟音に飛び起きた。

外を見ると雪が建物に叩き付けられている。
スプリトでは見たことの無い光景。

朝起きて、外を見ると雪が積もっていた。
降っては消える雪を見たことはあれど、
スプリットに雪が積もっているのを見るのは初めて。

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岩手に降る雪とスプリットに降る雪。
人がみんな違うように、雪もみんな違うんだな~。

スプリットに降り積もった雪は、
ちょっと尖がっていて、よそよそしい。

道路もいつになく、静か。
車が走らない。
雪国の常識は常識じゃないらしい。
車の雪を払う道具がないから、スプーンとかフォークでガリガリガリガリ。
エンジンを温めて溶かそうという発想もないらしい。(ガソリン節約のためかな?)
もしかしたら、学校も休みかも・・・。
今日日本語学校に行ったら聞いてみよう。

積雪3センチくらい。
それでも3年、4年にあるかないかの積雪。
まるで侵略者から身を隠すように、町は静かである。
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by tomaya-croatia | 2009-02-18 17:10 | Split | Comments(5)

せっかく先週頃からアーモンドの花が咲き始めたと思ったら・・・
何と0度近くの寒さが急にやって来た。

日本語学校の生徒曰く、明日は雪の予報だそうだ。
もし雪だとしたら、スプリットに3年滞在のうち、2度目の雪。
ちょっと寒いけど、楽しみでもある。

盛岡の年越しでは、寒いものの雪を見ることはできなかった。
雪国出身の私としては、ちょっと寂しい。

明日は雪だといいな~。

<<仮装大会予告>>

2009年、スプリットのマシュカレ(仮装祭り)は、2月24日、来週の火曜日です!
町全体が仮装者だらけ・・・とても楽しいお祭りです!

スプリットのマシュカレの様子

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by tomaya-croatia | 2009-02-18 00:34 | Split | Comments(2)

世界遺産めぐり in 苫屋

ブラ(北風)が強く吹き降ろされているスプリットです。
おかげで、お天気も良く景色も最高!なのですが、寒い・・・とにかく寒いです。
今日のブラが吹き止んだら・・・春が来そうな気がします。

昨夜は苫屋で「世界遺産めぐり」が行われました。

3年間、世界中の世界遺産を周っているお客様がいらっしゃいました。
今まで訪れた世界遺産は190個!400個周る予定だそう・・・。
しかもお客様は世界遺産通で、全ての世界遺産の名前、歴史、背景全て熟知しています。
世界遺産検定(合格率5%)の資格も持っているそう・・・。

そんなお客様に、昨日は訪れた世界遺産の写真と共に、それぞれの世界遺産についてお話していただきました。

聴衆は私を含めて3人。(卒業旅行生、韓国人女性、私)

「へえ~」「へえ~」
「すご~い」「へえ~」「行ってみたい~」の連続でした。

知れば知るほど面白く、知れば知るほどますます世界遺産の凄さ、歴史の面白さを感じました。世界は広いな~。行ってみたいところがどんどん増えてきます。

学校で習う歴史は覚えるだけでつまらなく全く好きではなかったのですが、
その時代の背景を物語のように読んだり、歴史上の人物の強い想いに触れたり、
今になって歴史は楽しいですし、学ぶことも多いです。

最近はまったのは、尊敬する先生から頂いた塩野七生さんの本。
読んだ後にディオクレティアヌスの宮殿を散策すると、まるで当時を生きているようでタイムスリップした気分になります。

世界遺産通のお客様も、「こんな宮殿の城壁で生活している町を見たのは初めてです。
凄く楽しいです!」とおっしゃっていました。撮った写真も見せていただいたのですが、
アングルが全く違うんです。今まで見たこと無いようなスプリットの町が見えました。
知っている人が撮るとこういうところをとるんだな~と勉強になりました。

今日はお客様みんなで世界遺産ツアーへ!
シベニクの聖ヤコブ大聖堂に行きました。

帰ってらっしゃるのが楽しみです。
今日はどんな大聖堂の話を聞けるのでしょうか・・・。

世界遺産通:ひさほゆうさんのブログです。

ひさほゆうのリアルタイム世界遺産日記



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日曜日の朝に・・・。
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by tomaya-croatia | 2009-02-15 18:16 | Split宿『苫屋』 | Comments(2)

市場物語Ⅱ

昨日は暖かく太陽サンサンのスプリットでした!
町の人は待っていました!!と言わんばかりに月曜の午前中からカフェカフェカフェ!

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月曜日の午前中って仕事が一番立て込んでいるのでは???
太陽パワーには及ばなかったのですね。

市場物語Ⅱは魚市場から。

スプリットではお馴染みのアンチョビ職人マリヨさん。

彼のアンチョビは絶品!
丁寧に骨と皮を取った塩漬けの鰯を、きれいに瓶詰めする。
全て手作業、まさに職人技である。

彼のアンチョビを白い熱々のご飯に掛けて食べると・・・
なんと筋子ご飯?塩辛ご飯?いくらご飯?絶品である。

それにしてもこの美味しさはどこから来るのだろうか・・・。先日のことである。

私「マリヨさん、このアンチョビ、こんなに手が込んでて、美味しくて、30クナは安いよ~。」

マリヨ「わかってるよ。でも一人暮らしの学生達のために値段は絶対上げたくないんだ。親元を離れて一生懸命勉強してるからね。俺の孫も3人学生でね。頑張ってるからさ。」

マリヨのアンチョビには思いやりがたっぷりこもっている。

彼から仕事に対する姿勢を学ぶことが多い。

「誇り」
「想い」
「思いやり」

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<新鮮な魚を見分ける方法>

1.買いたい魚の前に行く。
2.買う寸前にマリヨさんの顔を伺う。
3.彼が首を縦に振ったら、新鮮!
  彼が首を横に振ったら、買うな!の合図。
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by tomaya-croatia | 2009-02-10 23:52 | Split | Comments(3)

市場物語Ⅰ

やっと昨日から太陽が見え隠れするスプリット。
長~い長~い雨季もそろそろ終わりかな~。

オフシーズンだけれど、先月末から卒業旅行のお客様、世界一周のお客様、岩手からは教え子家族と、賑やな苫屋です。
今月も感謝・感謝のスタートとなりました!!

先週おもわず涙腺が緩んだ市場での物語をお送りします。

第一話「お花屋さん」

雨の中、風の中いつも朝早くから一番最後までお花を売っているおばちゃんがいる。
そのおばちゃんの働く姿に心を打たれ、私はいつもそのおばちゃんからお花を買う。
お花を買わない日も、前を通ると笑顔で挨拶を交し合う。

先週、また大好きな花ラナンキュラスを発見。
「おばちゃん、これいくら?」
「15クナ」
お花を選んでいると、おばちゃんがちょっと売り場を離れた。
他のお客様がお花を選んでいた私に、
「これいくら?」
「15クナだそうですよ。」

遠くでそれを聞いてたおばちゃんは、慌ててそのお客様に・・・。
「それは大きいから20クナ」
「?????」

同じ大きさに見えるけど・・・。

不思議そうな顔をしている私におばちゃんは、
他のお客様が離れた後「それは15クナ」とウィンク。

いつもこのおばちゃんは、ちょっと安くお花を売ってくれていたのだった・・・。
言葉がでなかった。
笑顔で「またね!」と言った後、歩きながら涙が止まらなかった。

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by tomaya-croatia | 2009-02-07 07:16 | Split | Comments(4)