以下フヴァル島苫屋の新しいブログです。
2019年からのブログはこちらになります!
過去のブログはこのままCroatian blueに残したいと思います。
今までご愛読いただき、ありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2019年2月11日
フヴァル島「苫屋」奥寺 有希子
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by tomaya-croatia
| 2019-02-11 22:15
| Hvar島
先週の木曜からブラ(北風)が吹き始め、冬到来のアドリア海岸。
先週は泳げたのに、いきなりの冬。
今日から薪ストーブの始動開始。
週末はクロアチア国際ワインコンテストがマリロッシーニで開催された。
フヴァル島から車で15時間以上(フェリーの待ち時間なども含め)、
日本へ行くより遥か遠くに感じる。
マリロッシーニは13年振りの来島。
前回は一人旅、今回は家族と共にワインコンテストへ。
ワインコンテストでは何と!パウロのワインが金賞受賞!
Ivan Dolacの畑で作っているワインでは初の金賞!
マリロッシーニではいつも嬉しいことばかり。
13年前も・・・。
13年前、私はラストボ島での1年の生活を終え、クロアチアの島めぐりの旅に出た。
ダルマチア地方だけでなく、アドリア海は北の方の島も巡ってみようと、
ブリウニ島から周り、イストラ半島、そしてリエカから花の島イロビク島を目指してみた。
13年前も11月だった。
クルク島からツレス島を渡るフェリーを待っていると、地元民の同年代のイヴォとマルコと仲良くなった。
お互い当時30代前半、話が盛り上がるうちに、ロッシーニでお祭りがあるという、
乗っているバスから私の荷物は降ろされ、
彼らのワゴンへ!
これだけだと今の世の中危険だと白い目で見られるだろう。
ただ、旅の醍醐味の一つは出会い。
話していて感じるもの、直感でピンと来る出会いに今まで間違いはない。(私の場合)
ツレス島に行く予定だったけど、彼らが住むロッシーニ島。マリロッシーニへ。
マリロッシーニの中の聖マルティンという小さな港。
そうその日は11月11日聖マルティンのお祭りの日。
漁師と農家、カフェ、宿をしている彼ら、お祭りでは新鮮な海産物がたくさん!
彼らの家族と一緒に飲めや歌えやの大宴会!
そしてオリーブの収穫に一緒に行ったり、
お母さんに料理を教えてもらったり、
イロビク島へ船で送ってもらったり。
花の島イロビク島には花がなかった・・・と帰ってくると、
11月に花が咲いているわけないだろう!と当たり前のことを教えられた。
念願かなって13年ぶりの再会。
何と!13年の間にイヴォも7歳の女の子、マルコも5歳の女の子、私も6歳の女の子を授かっていた。
時の流れとこの偶然に人生の面白さを昔話とともに語った。
獲れたてのトゥリのカルパッチョやかつおの煮物、
そしてカニまで入っているブルデット、
野生アスパラのポレンタ、
タコのペッカもどき、
ありとあらゆるご馳走が用意された。
さすが漁師!と言わんばかりの品揃え。
パウロもこんなに素敵な人達に会えるとは、金賞よりも嬉しいと浸っていた。
奇跡の起こる町マリロッシーニこれからも大切にしていきたいクロアチアの場所の一つになった。
話が盛り上がりすぎて写真があまりないのが残念・・・。
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by tomaya-croatia
| 2018-11-19 19:08
| ありがとう
かなり残念な結果に終わってしまった。
今年は5月の乾燥と冬の異常なまでの寒さがオリーブに大きく影響した。
主人はがっくり肩を落とすと思いきや、そんなことは無く来年こそはと意気込んでいる。
さらに来年も完全無農薬続行とのこと。
私は私でとにかく私が稼ぐしかない・・・と覚悟を決める。
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by tomaya-croatia
| 2018-11-01 21:56
| Split宿『苫屋』
残念ながら結果は負けでしたが、決勝まで進み最後まで走り抜き来ました。
サッカーワールドカップ決勝ということで世界、そして日本でもクロアチア🇭🇷という国の名前がメディアでたくさん出ました。
クロアチアを夜中でも応援してくださったり、思い出して連絡をくださった方々に深く感謝申し上げます。
クロアチア代表でも何でもありませんが、本当に嬉しい気持ちで一杯になりました!!
ありがとうございます!!
夜も更け試合が終わりもう何時間も経つのに、まだ外でクロアチア応援歌を歌う皆の声が聞こえる。。。
本当に結束力が強い国だ。
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by tomaya-croatia
| 2018-07-16 04:11
| ありがとう
カトリック教が主のクロアチアではクリスマスを目前にこの日を盛大にお祝いする。
12月6日の聖ニコラの日、12月13日は聖ルチアの日、この日はどちらも子どもたちがプレゼントをもらえる日。
聖ニコラの日は窓際にブーツを、聖ルチアの日は窓際に靴下を用意しておくと、朝になるとその中にプレゼントが入っている。
そして最後はクリスマス12月25日。
ここの子ども達は何と12月に3回もプレゼントをもらう。
プレゼントと言ってもお菓子ばかりだけど・・・。
そして12月13日、聖ルチアの日は娘の流知(ルチ)の日。
名前の日と言って誕生日と同じように盛大にお祝いする。
聖人ルチアは目の神様。
娘の流知(LUCI)の名前は島の伝統を汲んで、お義母さんのものを受け継いだ。
島では祖父母の名前を孫が受け継ぐのが伝統となっている。
お義母さんはLUCE。
LUCIJA(ルチヤ)、LUCE(ルツェ)、LUCI(ルチ)、どれも聖人ルチアの名前。
この中から選べばおばあさんの名前を受け継いだことになると言うことで、
日本語の漢字の意味を照らし合わせながら、流知(ルチ)と名付けた。
ルチは光という意味も含んでいる。
光を選択して生きて行ってほしい、光のように輝いて生きてほしいという願いを込めて。
村ではこの日の前日に子どもたちが村中の聖人ルチアの名前を持っている人の家を歌を歌いながら周って歩く。
昨夜は村の子ども達総勢約20名が3組に分かれて、おばあちゃんのルツェとルチを祝いに、花火や爆竹を鳴らしながら歌を歌いにやって来た。
テーブルには子どもたちのためにお菓子と飲み物を用意して出迎える。
娘は照れ臭そうに歌を聞いていた。
昔からずっと続いている風習。
おとぎ話の中に生きているようで、何か嬉しくなった。
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by tomaya-croatia
| 2017-12-13 19:35
| Hvar島