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聖夜の行進  Part1

久しぶりの雨が降るスプリット。
雨音が静かに休日の終わりを告げている。

今年の復活祭はお客様と共にクロアチアの復活祭の休日を満喫させていただいた。

先日、お世話になったHvar島のIvan Dolacの宿のお母さんからの電話。

「元気?明後日、面白い行事があるからおいで~。一緒に歩こう!」
「歩く・・・?」

Hvar島の6つの村々の教会を22km、男性が十字架を持ち、順番に周って歩く行事が復活祭にある。先頭に灯火を持つ男性軍に続き、十字架を持つ男性、その後を村人が6歳くらいから70歳くらいまで連なり歩く。
先頭から最後尾まで500メートルくらいの長い列を作り、聖歌を歌いながら、夜の22時から朝の7時まで、歩き続ける。
十字架はとても重く、22km歩き続けるのは至難の業。
十字架を持つ役は応募するのだが、生まれたときに応募しても33歳でその順番が周ってくるくらい長い順番待ちだそう。十字架を持つ役の男性は、この日のために身体を鍛えて準備をするそうだ。
500年間何があっても、戦争の時も、途切れることなく今まで続いている伝統行事である。
無形世界文化遺産にも登録されたそう。


こんな神聖な行事に参加させてもらえるなんて!
お客様と相談し、全員一致で参加することに!
スプリット苫屋組は先週木曜日Hvar島に渡った。

お客様とHvarの町を散歩していると、友達が迎えに来てくれた。
最近できた島の南側の町を結ぶ素敵な砂利道を通り、いざIvan dolacへ。
馬でこの道を駆け抜けたい!何と美しい景色!
あ・・・、ロバでのんびりお散歩も楽しそう!
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Ivan Dolacに着くと、みんながその日の夜の行事の話で盛り上がっていた。
次から次と村人が来てはワインを飲んだり、ケーキを食べたり・・・。
私も調子に乗ってワインを飲んでいたら・・・
宿のお父さん「ユキコ!今日はそんなに飲んだら駄目だ!ちょっとは考えろ!」
といいながら・・・グラスにワインを注ぐ。
え~注がれたら飲んじゃいます・・・体育会系ですから・・・。
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今晩のお母さんの手料理は、血も滴る分厚いビーフステーキに目玉焼き!
それから野原で取れた精が出るハーブのサラダ!
お~元気いっぱい歩けそう!!Mr.Croatiaはここで3個も目玉焼き完食!
この時点で彼のギブアップは許されなくなった。
by tomaya-croatia | 2010-04-06 01:58 | Split宿『苫屋』